軽自動車は、一般的に小型で燃費の良い乗用車のことを指します。軽自動車は、日本など一部の国で特別な法律や規制に基づいて定義されています。
軽自動車は車両重量やエンジン排気量などの基準によって定義されています。一般的には、車両重量が軽自動車税の基準である660kg以下、またはエンジンの排気量が660cc以下の乗用車が軽自動車とされます。
車長は、3400mm以下、車幅は、1480mm以下、車高は2000mm以下と定められています。
また、軽自動車の馬力は64馬力以上の車種、モデルは殆どありません。馬力も規制されていると思われることがありますが、軽自動車の馬力の規制は自主規制で、自動車工業会による規制です。
軽自動車は、排気量の規制はありますが、出力、馬力の規制は特になく、自動車メーカー間での規制と言えます。
では。なぜ軽自動車の馬力は64馬力以上を作らないのか?この64馬力の規制をしたのが1987年でスズキのアルトワークスがツインカムのターボチャージャーを搭載したエンジンが64馬力だったことから始まり、その当時は今よりも軽自動車の規格が小さく、全長3200mm、全幅14000mmでエンジンの排気量も550ccの時代の自主規制で安全面も考慮したと言われています。
その自主規制は今も続いているのは不思議ですが、これはメーカー側の思惑もあり、下手に規制を撤廃して軽自動車の馬力競争になっても得がないと考えた結果だと言われています。
不自然な自主規制が未だに残っているのは、軽自動車メーカーが日本だけの規格である軽自動車で無駄な競争を避けるためだと言われています。多分、現在の660ccのエンジンなら馬力も相当なアップが可能ではないでしょうか?
今後の軽自動車の馬力規制の撤廃も期待したいところですが、電気自動車への移行など撤廃するメリットはほぼ無く、軽自動車の馬力は64馬力が維持されるでしょう!
軽自動車は、小回りが利きやすく、駐車がしやすいなどの利点があります。また、燃費が良く、維持費や税金も比較的安いため、初めての車や都市部での移動に適しています。
ただし、一般的な乗用車と比べると軽自動車は車内空間や荷物の積載能力が制限される場合があります。また、高速道路などでの走行性能や安全性能も一般的な乗用車よりも劣ることがあります。
なお、各国においては、軽自動車に相当するカテゴリーの車両が存在する場合もありますが、具体的な定義や基準は国によって異なる場合があります。以上が一般的な軽自動車の概要です。
軽自動車は、車庫証明が必要ないというのが購入のメリットだと言う方も多いと思います。
軽自動車は、本当に車庫証明なしで購入できるのか?今さら聞けない軽自動車の車庫証明をわかりやすく書きました。
車庫証明は、本名称は「自動車保管場所証明書」です。
軽自動車は、基本、この自動車保管場所証明証、以下車庫証明は必要ありません。
ただ、地域によっては軽自動車の車庫証明が必要な場合もあります。お住まい、軽自動車を登録する地域によっては、軽自動車の購入時に車庫証明の提出が必要になる場合もあります。
軽自動車でも車庫証明が必要な地域
地域 | 車庫証明が必要な地域 | 車庫証明が費用な地域 |
---|---|---|
北海道 |
札幌市・江別市・※函館市・小樽市・旭川市・室蘭市・苫小牧市・※釧路市・帯広市・※北見市 |
千歳市・石狩市・富良野市・登別市・網走市・夕張市・根室市他 |
東京都 | 千代田区・中央区・港区・新宿区・文京区・台東区・墨田区・江東区・品川区・目黒区・大田区・世田谷区・渋谷区・中野区・杉並区・豊島区・北区・荒川区・板橋区・練馬区・足立区・葛飾区・江戸川区・八王子市・立川市・武蔵野市・三鷹市・青梅市・府中市・昭島市・調布市・町田市・小金井市・小平市・日野市・東村山市・国分寺市・国立市・狛江市・東大和市・清瀬市・東久留米市・多摩市・稲城市・西東京市 | 福生市・羽村市・武蔵村山市・あきる野市・西多摩郡・島嶼部 |
神奈川県 |
横浜市・川崎市・※相模原市緑区・相模原市中央区・相模原市南区・厚木市・大和市・海老名市・座間市・横須賀市・鎌倉市・平塚市・藤沢市・茅ヶ崎市・秦野市・小田原市 |
左記以外 |
千葉県 |
千葉市・佐倉市・習志野市・市原市・八千代市・市川市・船橋市・松戸市・※野田市・※柏市・流山市・我孫子市・鎌ケ谷市・浦安市・木更津市 |
左記以外 |
埼玉県 |
さいたま市・川越市・※熊谷市・※深谷市・川口市・蕨市・戸田市・所沢市・狭山市・入間市・※春日部市・草加市・熊谷市・八潮市・三郷市・上尾市・朝霞市・志木市・和光市・新座市・富士見市・※ふじみ野市 |
左記以外 |
大阪府 |
大阪市・※堺市・泉大津市・和泉市・高石市・岸和田市・豊中市・池田市・箕面市・吹田市・高槻市・茨木市・摂津市・守口市・枚方市・寝屋川市・大東市・門真市・四條畷市・交野市・八尾市・柏原市・東大阪市・富田林市・河内長野市・松原市・羽曳野市・藤井寺市・大阪狭山市 |
泉北郡忠岡町・貝塚市・泉佐野市・泉南市・阪南市・泉南郡・豊能郡・三島郡島本町・南河内郡 |
京都府 |
京都市(北区・上京区・左京区・中京区・東山区・下京区・南区・※右京区・伏見区・山科区・西京区)宇治市・長岡京市 |
左記以外 |
兵庫県 |
神戸市(東灘区・兵庫区・長田区・灘区・須磨区・垂水区・北区・西区・中央区)芦屋市・尼崎市・西宮市・伊丹市・宝塚市・川西市・明石市・加古川市・※姫路市 |
左記以外 |
福岡県 |
北九州市・福岡市・大牟田市・※久留米市 |
左記以外 |
※その他の県はお調べください。また情報が古くなり正確でない場合もありますので各都道府県にお問い合わせください。また、上記の必要な地域でも除外もありますのでお住まいの地域でお問い合わせください。
軽自動車は、車庫証明が不要な点が購入の決め手になっている人も多いと言えますが、都市部では軽自動車も車庫証明が必要になっています。
軽自動車といえば黄色ナンバーですのよね!黄色ナンバーが嫌で軽自動車の購入を見送る方もいるのではないでしょうか?
しかし、軽自動車でも白ナンバーのナンバープレートをつけることが可能です。
最近、あれ軽自動車なのに白ナンバーがついていると思われたことないですか?
軽自動車でも白ナンバーが選べるキャンペーン?ラグビー・ワールドカップや東京オリンピック、大阪万博などでの期間限定で白ナンバーの軽自動車のナンバープレートが選べます。
また、地域限定のご当地ナンバーなどもあります。
ただ、期間限定ですので期間外では白ナンバーは選べないので注意が必要です。
では、今、黄色ナンバーの軽自動車を所有している方が、白ナンバーに変更できるのか?
もちろん、黄色ナンバーから白ナンバーに変更できます。今のプレートナンバーのまま、白ナンバープレートへ変更や希望ナンバーでの白ナンバーへの変更などが可能です。
軽自動車の白ナンバーの交付手数料は、通常ナンバーの交付より割高の料金設定になっています。地域によって異なりますが、7000〜9000円前後です。
また、寄付金を1000円から受け付けていて、寄付金付きのナンバープレートと寄付金なしのナンバープレートは異なります。
軽自動車の白ナンバーは限定ナンバーですので、その期間しか所得できないので注意してください。
愛車の軽自動車を白ナンバーにするメリットって
見た目ですよね!軽自動車の黄色ナンバーってダサく思う方も多いので白ナンバーにできるなら願ったり叶ったりではないでしょうか?
軽自動車を白ナンバーにするデメリットは、金銭的な面だと思います。
自動車は、高速道路など自動車専用道路を走ると信号などがなく、一定の速度で走行するので燃費は、一般道を走るよりも格段に良くなります。
しかし、軽自動車は、高速走行がそれほど得意ではありません。排気量が660ccに規制されている軽自動車は、車重の割にパワーは、非力です。特にノンターボの軽自動車はでAT車は、高速走行では、エンジン回転数が高くなり、エンジン音も大きくなります。
エンジン回転数が高くなれば、それだけ燃料も多く使います。ですので、一部の軽自動車では、高速道路の走行時に一般道よりも燃費が悪くなることもあります。
軽自動車の高速道路の法定速度は、80kmですので、法定速度で走行すれば、それほど燃費が悪くなることはないと言えますが、それ以上の速度、速度超過になりますが、100km前後での走行では、燃費は悪くなってくることがあります。
軽自動車の高速道路の走行で燃費が悪くなる要因として、エンジンの回転数が上がることで燃料の消費が多くなることです。ターボエンジンの場合は、回転数も少し抑えられることから高速走行でも燃費が悪くなりにくいと言えます。
軽自動車でAT車、ノンターボで車重がそこそこある場合、高速道路での燃費は悪くなる傾向にあります。
高速道路の走行は、燃費が良くなると思いがちですが、軽自動車の場合、燃費が悪くなることも多く、高速道路を長距離運転する際には燃料には気をつけましょう!
軽自動車は、燃費性能が良い自動車です。しかし、軽自動車には規制が多く、排気量やサイズなどの規制があります。
そのため、燃料タンクも小さく、普通の軽自動車の燃料タンクは30L未満です。27Lという軽自動車が多いですね!
普通車なら50L、60L以上の車種もあり、高速道路の走行で1Lあたり10km走れば、600kmを走ることができます。東京、大阪間を高速道路で燃料を給油せずに行けます。
軽自動車ではどうでしょうか?
27Lの燃料タンク満タンで燃費が1Lあたり15kmとした場合、27X15=405kmです。東京、大阪間を高速道路で燃料補給無しで走れないですね!
しかも、上記でも紹介しましたが、軽自動車は、高速道路の走行は苦手で、燃費が悪くなることもあります。普段乗りの燃費よりも悪く計算する必要があるので、400kmを走ることができないということになります。
しかも、最後まで燃料タンクのガソリンを使うというリスクは取れないので、実質は、300km〜350kmくらいですね!
軽自動車で高速道路をの走行を長距離する際には、PAにあるガソリンスタンドで燃料の給油が必要になります。しかし、高速道路のPAのガソリンスタンドは燃料費が高い設定になっていることがあり、高い燃料を給油することになります。
また、夜間は、ガソリンスタンドも閉まっている事がほとんどですので、夜間走行の際は注意が必要です。